福岡県の南に位置する山に囲まれた「うきは市」は人口が3万人弱の町です。そんな場所に人気の洋菓子店“パティスリー山の麓“があります。
今回、カフェ部分を増床し、今までの売場のイメージから一新しました。
PROFILE
住所:福岡県うきは市吉井町791-7
TEL:0943-75-5534
定休日:火曜日
営業時間:9:30~19:30
以前は、3000㎜のショーケースを使っていました。
今回はプティガトー用2400㎜とアントルメ専用1500㎜の腰高を合せながら全高の違う2台を横並びにレイアウトしたことで、メリハリが出てお客様が購買動機に合わせた陳列が出来、以前よりも選びやすくなりました。
プティガトー専用ショーケースとして導入しました。
約28種類の小物を陳列しています。
季節限定の大人気商品“桃ばくだん”(@500円)は、下段のトレー3枚分をつかってディスプレーしています。
夏限定商品で5000個を売上げます。
LED照明がキラキラと商品を映し出し、特注のアクリルトレーが更に商品を際立たせています。
アントルメ専用の縦型ショーケースです。プティガトーケースとレジ台の間にアントルメケースをレイアウトしたのは、ケーキを選んでいるときもレジで会計をしているときも、ショーケース庫内の商品がしっかり見えるように正面ガラスの両サイドをRにして、アントルメをいつでもお客様の脳裏に焼き付けさせるためです。
やはり改装と同時に伸ばしたい商品だったので、特徴的なこのショーケースにしました。
思惑どおり、アントルメの売上がかなり伸びています。
天井・棚からのLED照明と底板のアクリルライトアップステージで非常に明るくなり、高級感が感じられます。
“アニバーサリー”需要の効果が発揮できています。
以前のケースよりも横幅を広くして、焼き菓子のアソートや単品商品の箱入りを強化するために導入しました。
特長的な形をしたショーケースは、腰高を750㎜にし、商品との目線が以前のケースより近くなることで見やすくなりました。
左3分の1が非冷オープンケースで残りは正面ガラスだけがたっているタイプになっています。(天板ガラスがありません。)
天板がなく、商品やPOPを突き抜けさせることができます。
また、正面ガラスを立てることによりガラス越し見える商品の価値感が伝わり、高額商品の詰め合わせアソートの売上が伸びました。
そして正面ガラスの上部からフロントライト(LED)で庫内を照らすことで、明るさも演出できます。
お土産商品になる「レモンケーキ」は、正面ガラスがないオープン部分にわかりやすくディスプレーしています。
ココレモン 5個入り@1000円・10個入り@1750円・20個入り@3250円
現物は、ショーケースの天板に積み上げ陳列しており、気軽にお客様が手に取ってレジまで持っていき購入します。
以前の家具で作られたレジ台から今回はショーケースの腰に合わせて作りました。統一感があります。またレジ横のスペースが商品の受け渡し台として使いやすくなっています。
お店の中央に設置された平台には、焼き菓子のバラと季節限定のギフト商品が高低差をうまく使ってディスプレーされています。
店内の右側面には、レンガの壁になっており店名のロゴが入っています。
今回、増床した部分がカフェです。“うきは市の憩いの場所になってもらいたい”との思いで作りました。
カフェは完全セルフで、先にレジでケーキとドリンクを決めて、自分でコーヒーマシンやオープンケースから商品を取り出し、自由に席でくつろげるシステムになっています。
駐車場は20台あります。