昭和4年に建てられた4軒長屋が2005年ごろから徐々にリノベーションされ、今では個性豊かな4軒の店舗が軒を揃えて店を構えています。 その中の1軒「Café&Barりんどうの花」は2010年にこの桃ヶ池長屋で店を構えました。 2023年4月ショーケースを導入し、パティシエとバリスタを迎え入れ新たな展開をスタートされました。
「Café&Barりんどうの花」
住所:大阪市阿倍野区桃ケ池町2丁目11−18
電話: +81 80-3113-2211
営業時間:19:00~2:00
定休日:日曜日
90年以上前に建てられたこの長屋は、当時としては珍しい通り庭のあるちょっと贅沢なつくりの建物でした。 今は現在の暮らしに合わせて壁を塗り直したり間取りを変えて床を張り直したりしていますが、柱や梁などの骨組みは当時のまま残っています。 長い時間を経た木の表情、傷や釘の跡、ちょっとゆがんだ昔の建具と、古民家ならではの味わい深い良さを残しながらのリノベーションで、どこか心が安らぎ落ち着く空間です。
2010年、この桃ヶ池長屋にカフェ&ダイニングバーとしてお店を構えた「りんどうの花」。 2階ではアンティークの着物や雑貨の販売もあり、京町屋を思わせるアットホームな空間で、時の経つのも忘れてしまいます。 昼は手作りパスタやカレーなどのランチ、夜はオリジナルのカクテルやお酒も豊富に取り揃えたBarとなります。
ケーキ用ショーケースは「ダイヤモンドカット1型1200mm」。 通常は天板と正面ガラスの付け合せ部分にペア隠しの塗装ラインが入りますが、ダイヤ冷ケース(株)が独自開発した「ダイヤモンドカットガラス加工」によって視界を遮らないすっきりとした見えがかりを実現しました。 まさに、宝石箱のようなショーケースといえます。
バリスタが入れる本格的な珈琲とケーキ&焼菓子やクロワッサンのセットがイートインで楽しめます。
古いものを大切にして今に活かして暮らすという事を、この長屋を通じて出会えた人と人の繋がりをかたちにしようと、2012年より年に2回手作り品や無農薬野菜などの販売、ワークショップ、音楽ライブを行うイベント「むすびの市」を開催されています。 コロナ禍以降中止になっていたこのイベントが2023年4月より再開されました。新たにスイーツと本格珈琲を加え躍進する「りんどうの花」、今後の展開が楽しみです。