御菓子処 扇屋
文京区本郷の東大赤門前に和菓子店「扇屋」さんが創業されたのは1950年6月です。本郷は鴎外、漱石、啄木、一葉など多くの文豪や歌人が愛した街であり、東大の敷地は江戸時代、加賀前田家の江戸上屋敷で、赤門(御守殿門)は重要文化財に指定されています。 店主の岩下氏は三代目です。2021年4月18日、長年にわたり活躍したショーケースが老朽化のため、LEDを搭載した最新式のショーケースに入替え、更なるブランド力を構築した格式高い売場に様変わりしました。
PROFILE
法人名 合資会社扇屋
代表社員 岩下 洋一氏(三代目)
所在地 東京都文京区本郷5-26-5(東大赤門前)
TEL 03-3811-1120 FAX 03-3811-3300
営業時間 (平日)AM9:00〜PM7:00 (土曜)AM9:00〜PM6:00 (祝日)AM9:00〜PM5:00
定休日 毎週日曜日
URL http://www.oogiya.co.jp
東大赤門前にそびえ立つ石張りの立派な建物は、高級和菓子店の風格を感じます。
店内は明るいベージュ色の大理石の床で、白い壁を基調とした清潔感のある売場です。 入れ替え前の大理石貼りの和菓子用間仕切冷蔵ショーケースは35年間使用されていました。今回の入替えによりLEDを搭載した冷蔵、非冷蔵の2台を導入し、商品構成の明確化を図りました。また、庫内は明るく一つ一つの商品が価値観を助長させます。 入れ替え前の雰囲気を崩さないために形状とショーケースのトータルの長さは変えずに、巾木照明を搭載したことで品格のある明るい売場となりました。
専用のアクリルトレーにぎっしり陳列された和生菓子は20種類(平均単価280円)。 季節に合わせた素材を吟味し、華やかにディスプレイしています。
天板には丁寧に創作された上生菓子8種類が、カラフルできれいなディスプレイをしています。
明確で上品なディスプレイを施した進物は、代々引き継いできたお菓子がぎっしり詰められています。
沖縄産の黒砂糖を加えたわらび餅の「赤門もち」は本郷の銘菓であり登録商標の商品です。受験シーズンに購入されるお客様もたくさんいらっしゃるという看板商品です。
庫内照明は当社独自開発のドゥフリススーパーLED(4000K)を搭載しています。
庫内は黒塗装(レザートン)で一つ一つの商品が、重厚感と高級感が表現されます。 落ち着いた雰囲気のコントラストで、和菓子単品や進物商品のそのものの色をしっかりと映し出します。
天板には定番及び季節菓子の単品と手土産サイズのパッケージがぎっしり陳列されています。 手に取りやすく、手ごろな価格でディスプレイされています。
入口左側のディスプレイ棚には「羊羹」1134円、「和菓子屋のようかん」1296円、「赤門丸ぼーろ」864円、長崎出身の初代の製法を受け継いでいる「カステラ」788円、箱入988円が手に取りやすくぎっしり陳列されています。
三代目の奥様と事業を継承していく四代目の娘さんが店を盛り上げています。
本郷の歴史や季節を感じるお菓子づくりに日々精進され、地元のお客様はもとより遠方のお客様からも支持されています。 代々引き継がれてきた製法を大切にし、商品開発も欠かせません。更に歴史を重ねていく老舗店です。