パティシエエスコヤマは「上質感のある普通味」を核にプロフェッショナルな味を展開し続けている。
“スイーツワンダーランド”として、2003年にオープン。開業時は生菓子・焼き菓子をはじめ、パン、コンフィチュール、マカロンなどのすべてのお菓子をメインショップのみで販売していたが、2005年にカフェ、チョコレート専門店、2007年にパン専門店、コンフィチュールとマカロンの専門店を敷地内に分家させる形で店舗を展開。
2013年に移設したチョコレート専門店「Rozilla」や“子どもと大人をつなぐパティスリー”がコンセプトの「未来製作所」、2017年にオープンしたデコレーションケーキ専門店「夢先案内会社FANTASY DIRECTOR」など1500坪の敷地に計8ブランドの店舗が立ち並ぶ。
そして今回16年目を迎え、リニューアルが行われたメインショップのコンセプトは「思い出の大きな木に実った果実」。中央には鉄製の大きな「さかさまの樹」、樹の幹の中やその周りには小山シェフが「これらがすべて自身のクリエイティブの源だ」というギター・レコード・クワガタムシ・カブトガニ・ティラノサウルスの骨格などを鉄製のアート作品として配置。
「ザ・ペニンシュラ東京」「相田みつを美術館」などを手掛けてきた橋本夕紀夫さん、スラップトーンの平山徹さん、左官職人の久住有生さん、丹波篠山の陶芸家・市野雅彦さん、庭師の松下裕崇さんら多方面で活躍するクリエイターが参画し、“ケーキ屋だけど、ケーキ屋だけではない”空間に生まれ変わった。
PROFILE
住所:兵庫県三田市ゆりのき台5丁目32−1
電話:079-564-3192
営業時間:10:00~17:00 (※2021年7月12日~)
定休日:水曜日
URL:https://www.es-koyama.com/index.html
お買い求めの商品別に入り口を分け、お客様がスムーズに入店できるようになった。
中央に配した「クリエイティブの樹」の周りには、エスコヤマの人気商品である小山チーズやシフォンケーキ、冷やして食べるケイクシリーズを回遊しながら購入して貰えるスペース。
お菓子にとって最高な温度を第一に考え抜いたコーナーです。お菓子とオブジェの融合も楽しんで頂けます。
正面に新設された左端の扉から入ると「小山ロール」「田舎チーズ」「焼き立て菓子」の買い物専用玄関。
特に焼き立て菓子のコーナーはマルシェの醍醐味である、「次々に焼き上がる焼き立てのお菓子を陳列していく」というお客様はもちろんパティシエ自身も楽しくなるような空間。
また昨年より予約限定商品として大好評である自慢の新作アイテム「エスコヤマの田舎チーズ」専用ブースを新設。店頭でも購入が可能になった目玉商品である。
バウムクーヘンをはじめ、エスコヤマの数あるギフト商品をじっくりと選んで貰えるコーナー。
焼き菓子の単品から詰め合わせのボックス、ラッピングギフトまで様々な商品が並べられる。
また発送限定・予約限定の商品も取り揃えているので、様々なシチュエーションに合わせて選ぶことが出来る。
手に取れる高さには棚を設け箱ものを積上げ陳列。 目線上にはギフトケースを設け、中身がわかるディスプレイ。
更にその上にも目線に合わせて角度を付けたギフトケースに。 通常デッドスペースになりがちな空間まで有効利用されている。
正面の扉から入って中央のオープン冷蔵ケースを越えた奥のメイン冷蔵ショーケースにはスペシャリテの一つである「小山ぷりん」や小山シェフの菓子職人への道を決定づけた思い出のお菓子「フランクフルタークランツ」を配置。
特にフランクフルタークランツは小山シェフの「初心を忘れない」という特別な思いが 込められたお菓子。後世に残るお菓子として今後も大切に育て上げたいケーキの一つだそうだ。
売場と工房の境界に設置され、不規則な大きさと色の木板で組み合わせられた家具調の什器。
実は小山ロール専用のロールケーキセラーになっている。
それぞれの木板の部分が小さな扉となっており、ロールを取り出す作業もお客様に楽しんでもらおうというアイデア。
改装前はロールの注文のつど、売場から工房の中までロールを取りに行き、注文をされたお客様の視界から消えてしまうというデメリットも解消されている。
弊社の大阪営業と小山進シェフ