名店であるクラブハリエで15年修業し、WPTC2012の優勝をはじめ世界的な大会でも数々の受賞歴がありチョコレートのスペシャリテと冠される小野林範シェフが2018年4月京都東山にてチョコレートの 専門店「 Chocolaterie HISASHI (ショコラトリーヒサシ)」をオープンした。
PROFILE
所在地: 京都府京都市東山区夷町 166−16
時間: 11:00~18:30
定休日: 月曜日、第1・3火曜日
電話: 075-744-0310
立地は地下鉄東西線東山駅から徒歩5分の三条通り沿いにあり、お店から歩いてすぐのところには平安神宮の大鳥居がそびえたつ。
店舗面積は15坪。元は画廊だった店舗の間口は広く天井が高い。
売場に併設された工房がガラス張りの窓を通し外からも眺められる。
入り口を入って真正面に配置されたチョコレートショーケースには20種類(平均単価300円)のボンボンショコラがカカオ豆を敷き詰めたステージ上で透明アクリル板に並べられている。
上段棚にはボンボンの詰め合わせギフトがディスプレイされ、初めて買いに来られたお客様にも選びやすい様に詰め合わせたセットがラインナップされている。
WPTC2012年に優勝した時の記念のボンボン3個を詰め合わせた「WPTC2012」(@1,296円)
和の素材を効かせたボンボン4個を詰め合わせた「HISASHI SERECTION 和」(@1,425円)
プラリネ9個入「HISASHI SERECTION」(@3,240円)
Chocolaterie HISASHIの人気商品である「Monaショコラ」(@380円)は最中とショコラの組み合わせが新しく味もおいしいと手土産としても評判が高い。
一日500個限定で作ったものが完売する。
「オランジェット」(@1,600円)や「アーモンドショコラ」(@1,200円)などボンボン以外のチョコレート商品も充実している。
ショーケース右下段には小野林氏シェフのためだけにブレンドされた世界で一つだけのオリジナルチョコレート「GAIA72%」を使用した板チョコとプラリネの2種類が2枚入りで販売されている。
チョコレートショーケースとコーナー陳列台を挟んでL字型に配置された生ケーキショーケースには、10種類のチョコレートをメインにしたプティガトー(平均単価550円)などが並べられている。
「ショコラプリン」(@380円)は夕方には完売してしまう。
人気はやはりオリジナルチョコレートGAIAをふんだんに使用したチョコレートケーキ「ガイア71」(@626円)
2012年世界大会優勝作品であり、あるキャラクターを彷彿させる「ガチャP」(@650円)
シェフのこだわり卵をカスタードに使用した「シューアラクレーム」(@300円)
「フォンダンショコラ」(@486円)などトレーは使わずすべての商品が直置きで並べられている。
ショーケースの腰素材にはカカオ豆の麻袋をイメージして麻が使われている。
ショーケースに挟まれたコーナー陳列台には天秤が置かれ、カッセショコラノワールなど量り売りの商品が並べられている。
大切な販売スペースであるショーケースの天板上にはお勧めの「クロワッサンアーモンドクリーム」(@380円)や「キャラメルショコラクリーム」(@800円)が置かれている。
入り口を入って右手の焼き菓子コーナーにはカウンターを設け持ち帰りが難しい時期にはイートインが出来るよう6席が用意されドリンクと一緒に楽しむことができる。
ボンボンやプティガトーとドリンクのほか夏場の来店客に喜んでもらえるように2018年7月末からは「GAIA」を使用した濃厚なチョコレートのソフトクリーム(@540円)の販売もスタート。
SNSなどの情報で遠くから食べに来られるお客さんも多いようだ。
店内に併設された工房がショーケース越しに見え、イートインのドリンクやケーキがそこからテーブルに運ばれる。
お店から東へ数メートル歩くと神宮道と交差し、北へ向かうと平安神宮の大鳥井がそびえ立つ。
祇園や丸山公園からも徒歩圏内だ。
20年先を見据えて観光土産菓子を選択した小野林シェフはニューヨークやパリと同じように地名自体にブランド価値があるこの京都という立地を選んだ。
日本の人口減少などの情勢を考えると日本国内だけではなく世界を対象にしたブランドに育て上げたい、京都発の日本土産を展開することがChocolaterie HISASHIのコンセプトなのだ。