2020年6月横浜駅ビル「CIAL横浜」B1に新しいチョコレート専門店「BLUE CACAO」がオープンしました。
横浜・緑園都市の繁盛店「ラ・ベルデュール」の服部明氏が新しいブランドとして立ち上げたショコラトリーです。
横浜の空や海をイメージした鮮やかな青色が、壁面の黒色とのコントラストがまぶしく映るお店のイメージです。
天井から吊るされた青いカカオポットと店奥の「カカオの樹」がとても印象的で、横浜の新たな銘菓の誕生を感じさせます。
レイアウト
JR横浜駅の改札を出てすぐのCIALの入口をくぐるとすぐにある好立地です。
通路に面した間口は6.5メートル、バックヤードを含め、50m2の店舗面積です。
店舗什器は
①W1500mm:ロールケーキ用冷蔵ショーケース
②W2400mm:ギフトショーケース(前開式)
③W1500mm:チョコレート用冷蔵ショーケース
その他、焼菓子用平台、その奥にタブレットの販売台であるカカオの樹、さらにその奥にはイートインスペースも確保しています。
生ケーキ用の冷蔵ショーケースには買いやすいロールケーキや階上の映画館にも持ち込めるオリジナル商品であるカカオフォンデュを陳列。ケース越しにソフトクリームも提供し、奥のイートインコーナーで賞味できます。このショーケースは通路に面して最初にお客様の目に入るので、おなじみの商品で親しみ感を引き出します。新たにデビューするブランドなので全体の高級感を損なうことなく、お店に入りやすいように敢えて「敷居を下げる」レイアウトになっています。
新製品であるチョコレートをブレンドした乳菓「白カカオ」と「ローズ」は稼ぎ頭になるメイン商品。
左端のコーナー部の空間を生かしたディスプレイで行き交う人にしっかりアピールしていきます。
正面ガラスがRがかかっているにもかかわらず、前面ガラスはハネアゲ式なので、ケース内のディスプレイは実にスムース。コーナー部の縦の空間の演出、白カカオの前後陳列、プライスカードの位置調整など、細かい作業が効率的となるばかりでなく、ディスプレイの完成度も高くなります。
ショコラティエとしての専門店の象徴的商品であるフルーツタブレットとボンボンショコラをラインナップ。たとえ売上構成比は高くないとしても、無くてはならない重要な商品を専用のショーケースでディスプレイ。
セルフチョイスのコーナーは手前の平台と奥のカカオツリーで構成されています。
メイン商品の白カカオとカカオサンドは見本やPOPで商品説明を加えています。
箱は手を伸ばしやすいようにボリューム感豊かに演出されています。
お店のシンボリックな存在でもあるカカオツリー。スモールサイズのタブレットを枝に吊るして楽しく販売。台の天板にはショコラの解説書付き。
奥のイートインスペースは10席を準備。横浜をイメージした写真も雰囲気を盛り上げます。