MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

決める、行動する。

 展示会を機に商談が始まった案件もあり、その打合せのたびに、来場者のフォローを進めています。

 中部パックを含めて、今年の当社の展示会では、①PAOS、CLAS、プラズマクラスターでショーケースをもっと清潔に使おう、②GF-PAOSを使ってギフト商品の売上を伸ばして業績アップを目指そう、の2つのテーマを大きく掲げています。もちろんそのためには生ケーキやデコレーションケーキも充実させなければならないので、従来の冷蔵ケースもきちんと使いこなさなければならないのは言うに及ばずです。

 中部パックには出展社セミナーという企画があります。当社のような展示会出品社が自社の製品PR等を目的としたセミナーを、希望者が50分間のプレゼンができるというものです。今回も当社は、主にGF-PAOSについての効果と事例を発表しました。参加人数は30名程度でしたが、プレゼンについてはご参加いただいたみなさんに失礼の無いように一生懸命やらせてもらいました。

 セミナーが終了するとひとりのお菓子屋さんのオーナーがわざわざ名刺交換に来ていただきました。お世辞半分ですが「とてもいい勉強をさせてもらいました。あなたの高いエネルギーもたいへんよかったよ」というお褒めもいただき、とても励まされました。

 数日後、そのオーナーさんから「GF-PAOSを導入したい」というお電話をいただきました。その連絡を受け、すぐに折り返しのお電話を差し上げ、さっそくアポイントも頂戴しました。約束の日時にお店に訪問し、改めてお礼をお伝えしました。「あなたの展示会でのお話しに共感したので、この場所にあのギフトのショーケースを設置したいので、すぐに手配をしてください」と見積の内容も概算をお伝えしただけでご注文をいただきました。納入後、5月の焼菓子の売上は前年比20%アップということでした。要因の100%がショーケースの効果ではないでしょうが、拡販の大きな力になっていることにまちがいないでしょう。

セミナーに参加いただいた「M」というお店にご参加の御礼に足を運びました。繁盛店というのは、お店に足を踏み入れた瞬間にそれを感じさせる空気感があります。こちらもその活気がビシビシ伝わってくるお店でした。独立開店してまだ5年の若手のオーナーさんでした。セミナーの中でギフトショーケースの活用の事例として九州の「Y」さんのマドレーヌを拡販する様子を紹介させてもらったのですが、この若手オーナーはすでに「Y」さんから商品を取り寄せて、パッケージを含めた商品の研究を始めていました。同じような商品を育てていくために、すでに行動に移していました。

 この2店ははどちらもエネルギッシュな魅力あふれる店舗です。多くのお菓子屋さんが新規設備投資に躊躇する環境の中で、このお二人のオーナーはすばやい決断力と旺盛な行動力が自社を大きく成長させています。多くが閉塞感や停滞感に悩まされる時代において、活気あふれる会社づくりとは何か。方針をまとめ、周りの仲間を動機づけし、行動する。成長する組織のパワーとはいかなるものなのかを教えてもらった気がします。私たちの周りにはすばらしい企業が存在します。そういう人たちに支持してもらえる会社にならなければと感じます。

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