MESSAGEは弊社代表の太田和隆が社員に向けたメッセージを社外向けに加筆してみなさまに読んでいただくコラムです。
ダイヤ冷ケースの仕事に対する考え方を感じてもらえれば幸いです。

年初に思うこと

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今年の元旦は天候に恵まれ、私にとっては恒例の早朝皇居ジョグでスタートしました。午前6時の都心はまだまだ暗かった空が徐々に明るくなっていくすばらしい晴天です。

皇居一周はおよそ5kmですが、皇居を警護する警察官の詰め所がいくつかあります。もちろん正月返上で皇居を護ってくれています。この警察官のみなさんが実に気持ちいいのです。私が走りながら「おはようございます」と声をかけると、誰もが「おはようございます」としっかり応えてくれます。中には「がんばってください」と一声付け加えてくれたり、軽くお辞儀をして「おはようございます」を返してくれる人もいます。私は何だかうれしい気持ちになり、身体の中から元気が湧き出てくるのを実感します。早朝でまだ起き切らない脳に気持ちのいい刺激が走るのを感じます。コミュニケーションの基本はあいさつといいますが、そのあいさつの持つ力とエネルギーと効果を実感します。こういうプラスのエネルギーを交換し合える人間関係の大切さを実感します。まさにすれ違うだけの人間関係ですが、人間の持つ力はずごいと年初に改めて感じさせられました。

 

先日、私たちのお客様であるE洋菓子店の新年会に行ってきました。今年のE洋菓子店さんが取組むテーマは「よかれと思ってやっていることに死角はないか」ということです。たとえば丁寧さを大切にしようとしていることが、待ち時間を長くしてしまい、目的のお菓子を買えないお客様を増やしていることはないか。もっと作ればもっと売れてヒット商品になりそうなものがあるにもかかわらず、当初に決めた生産計画に従って製造しているために、お客様にその価値を伝えきれていないことはないか。このように日々の自分たちの努力がお客様の利益に本当につながっているのかどうかを検証していくことに取り組んでいくそうです。私たちも、今のやり方が正しいのかどうか、変えなくてはならないもの、変えてはいけないものについて改めて考えていかなくてはならないと思いました。

 

中国のお客様の開業レセプションに参加してきました。意欲的でものすごい行動力で起業し成長させているすごい経営者でした。とにかくスケールとスピードが本当にすごい。一方、現場でパンづくりを指導している日本人コンサルタントのかたがたが嘆き気味に語ってくれたことが印象的でした。

「おいしいパンのつくりかたを教えても、しばらくすると伝えた通りに行なわれていない。自分がやりやすいようにどんどん省略していってしまうから、最終的に出来上がってくるものが全く違う商品になってしまう。個々の作業がどのような意味を持っているのかを理解できるまで何度も繰り返して伝えきらないとならないのだが、なかなか伝わらない。その人の理解力のレベルなのか、中国人の気質なのかわからないけれど、本当にむずかしい。」とのことでした。

私たちの仕事の中にも当てはまることがあるように感じます。何のためにこの作業をするのか、何のために仕事をするのか、何のためにこの会社で働いているのか。そんなところにも通じていく気がします。

 

さあ今年一年しっかりがんばっていきましょう。

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